カリキュラム概要

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新人から管理職層に、イノベーションを生み出すマインド形成とスキルを身につける研修を行います。

これにより、職場でイノベーションに対するモチベーションを強化し生産性の向上を目指します。

 

対象者

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対象者新人、若手社員、中堅社員、管理職層

 

問題意識

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  • 企業を5つのステージ、誕生期、成長期、成熟期、最盛期、衰退期にに分けた場合、衰退期はイノベーションを控え、資源保存に走る戦略をとりがちである。今まさに、多くの企業がこの戦略に陥っている。この戦略の先は、組織は衰退の一途である。
  • ドラスティックな変革を与えるのがイノベーションであるが、これまでバランスがとれているように見えている組織に、アンバランスを受け入れる土壌はあるか。一時的に定量的にマイナスを与えようとも、将来を見越してプラスに働く活動に舵を切ることができるか。
  • 組織の大規模化、複雑化が進むについてイノベーションアイデアは増すが、アイデアの採用率は反比例していないか。イノベーションを生み出す軸が提示されているか。
  • 組織が集権的意思決定、垂直的統合、職務細分化という管理システムの徹底により、イノベーションからほど遠い組織になっていないか。
  • イノベーションを創出するためのイノベーションアイデアの「創出段階」と「導入、促進段階」を分け、意図的に組織デザインできているか。
  • イノベーション人材の育成を個人の裁量に預け、組織的に、計画的に育成できていない。例えば、社内ベンチャー制度などでアイデアを募るにとどまっていないか。
  • 管理職層に昇進、昇格するまでの教育が職務の効率性や合理性の追求に偏重し、拡散的思考、アイディア創出についての教育はないがしろになっていないか。突然、創造性と言われても思考の硬直化が進む人材に、創造性を求めるのは酷である。
  • イノベーションをそもそも事業と関連付けることを想像すらできていない。計画的なイノベーション人材育成が、組織イノベーションの基礎になる事を理解し、マネジメント層には創造的想像力の発揮の役割認識の徹底、新人には視野の拡大のための情報認知力の向上を計画的に育成することが必要である。

 

カリキュラム

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各階層に応じたイノベーション知識、スキル、マインドを研修を通じて向上します。

階層ごとに研修を実施し、各階層の連動性を高めることで、教育効果の拡大を実現します。

 能力開発目指す目標
管理職層創造的想像力
  • 多角的な視野に基づき社会の違和感を掴み取る。「気づく力」とも言い換えることができる。これは不断のトレーニングが必要である。
  • ビックイシューを創る。ビックイシューは、社会と人、人の歴史、及び世界と自分を結び付ける知性が必要になる。
  • 未来像を描けないリーダーは、計画に再現性がなく、ギャンブル的なイノベーションになる。
  • 意図的にイノベーションを生み出すためには、活動が積み上がり、メンバーに何を、いつまでに、どのように活動するのか提示をできるようになる。これがイノベーションを生み出す「意思」になる。
中堅社員関連付ける力
  • イノベーションは、専門的な知識と異なる領域の知識を関連付けることから生まれるアイデアから生まれる。
  • 取組むべきテーマの選択肢を提示する。イノベーションは直感的な関連付ける力でも
  • ユーザー(市場)を理解する。テーマに対してどれだけのユーザーが必要性や利便性を求めているのか。
若手社員

観察力

洞察力

(エスノグラフィー)

  • 現状を観察し、適切に把握する力を養う。これは自らの直接体験と照らし合わせ分析することが基本となる。直接経験<間接経験の情報では、事象の背景を理解する力、因果を分析する力が不足する。
新入社員情報認知力
  • 情報を認知し知識とする力が必要である。これが現代社会、特に情報過多な時代において基礎的な力となる。


カリキュラム例

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 カリキュラムワーク

イノベーションとは何か

①改善連続のイノベーション(漸進的)

②軌道変更のイノベーション(急進的)

講義

ワーク

イノベーションプロセス

・革新的なアイデアを実現するステップ

講義

イノベーションマネジメント1

①イノベーションアイデアを生み出す能力開発

②職場内での創造性とモチベーション

③イノベーションライフサイクルを社内技術を連動する

講義

ワーク

環境要因とイノベーション

①創造力と社会環境要因(職場外学習の萌芽)

②創造的想像力をマネジメント

講義

イノベーションマネジメント2

①専門知識と異なる領域の知識(社会課題)
 異なる領域のどの知識を拡げるか

②グローバルリスクを認知する
 ・特に自然環境についての知識を身につける

 ⅰ)グローバルの環境知識

 ⅱ)日本の環境保全活動

講義

ワーク

*eラーニング可

まとめ

①自社のイノベーション計画

②イノベーションの計測計画(PDCA)

ワーク

 

創造性開発のサイクル(参考)

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Human abundanceのイノベーション研修は、Kolb, D. A. の経験学習サイクルを参考にカリキュラム設計しています。

この経験学習サイクルは、問題解決、及び意思決定サイクルとも連動性が高く、イノベーションに繋がるカリキュラムです。

基本的な適応プロセスの概念の類似性:調査研究/研究、創造性、意思決定、問題決定、学習

出典:Kolb, D. A. (1984) Experiential learning: experience as the source of learning and development, Experience Based Learning Systems, Inc.

p. 71をもとにHuman abundance作成

 

効果的に研修実施するために

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イノベーションに対する統計的なアンケート調査を必要に応じて実施します。

アイデア創造、アイデア導入、及びアイデア適応の3つの軸で分析をいたします。

対象者の能力開発、及び課題を統計的に明らかにします。