店舗ディスプレイの陳列サイクル方法

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皆さんのお店・売り場では、どのように商品の陳列サイクルを決めていますでしょうか?

シーズンごと、春・夏・秋・冬。
イベントごと、バレンタインデー、ホワイトデー、母の日、父の日、ハロウィン、クリスマス。

日本もかなりイベントごとを楽しめるようになってきましたので、
イベントに対して商品陳列を変えることによってお客様の購買意欲を刺激できるようになりました。

では、売れ行きによって、商品陳列を変えることは、どのように行っていらっしゃいますか?
感覚的に、流行り・トレンドをキャッチすることは大切なことですが、 具体的なデータに基づいて商品の陳列、配置変更することによって、無駄なく販売することが できるようになります。

お店・売り場の商品陳列に取り入れたい理論は、製品ライフサイクル理論という考えです。
一つの商品が市場に出て、なくなっていくサイクルを表しています。
イメージしやすいのは、流行りの食べ物などはイメージしやすいでしょうか?
難しくありませんので、簡単に説明していきます。
縦軸が、売上。
横軸が時間の経過を表します。

製品ライフサイクル理論

黒い線は、売上の推移を表し、赤い線は収益を表しています。

見て頂きたいポイントは、成熟期(売上が最も高い状態)の時に、赤い線が黒い線とは逆の方向に折れている点を見てください。
売上は伸びているのに、収益が落ち始めているということです。
理由は、商品単価の下落です。市場に沢山の競合製品が出てきたり、顧客離れが始まると、市場全体としては膨らんでいるのですが、熾烈な競争に巻き込まれ、ひとつひとつの商品単価を下げないと販売できなくなってしまうのです。

ただ、市場は膨らんでいる。まだまだ、在庫もある。
もうちょっと、この値段で販売していきたい、、、
確かに、少しでも適正な価格で購入していただくのを目指していきたいとものです。
但し、その迷いが、不良在庫を抱えてしまう判断になってしまうのです。

どのポイントで、次の商品展開にするのか判断するポイントは、
収益が落ち始めている、単価を下げないと売れないようになってきている時点です。

その時点でディスプレイの展開は変えていくべきです。
・コーディネート
・什器の展開
・売り場での陳列場所

ブランディングを確立できているお店・売り場ではオープンに売り切りセールなどとはできませんが、まだまだ成長期にあるお店・売り場では思い切って売り切る展開を検討するべきです。

お店の経営を考えると、在庫はお金を抱えていることと同じ意味を持ちます。

無駄な在庫を抱えることなく経営していくためには、売上の増加でディスプレイ方針を決定するのではなく収益性で判断してください。

 


 

左近允育郎(VMD担当)sakonju_blog

 

 

 

実績

グッチグループジャパン
トッズジャパン(HOGAN,ROGER VIVIER) 商品部ビジュアルマーチャンダイジングマネージャー
マイケルコースジャパン株式会社 ビジュアルマーチャンダイジングマネージャー
マイケルコースチャイナ VMD兼務 ector
クリスチャンディオール株式会社 ビジュアルマーチャンダイジングマネージャー

現在は、ファッション業界だけにとどまらず、飲食販売、雑貨店、セレクトショップ、

美容サロンなどのVMDを実施。

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