【出版記念セミナー】「探究」を実践する企業とは ~越境コミュニケーションによる人的資本蓄積
セミナー内容
9月15日に出版される「探求モードへの挑戦 ―高度化・自律化をめざすSDGs時代の人づくり―」(人言洞合同会社)を記念しまして、編著者の佐藤真久氏(東京都市大学大学院環境情報学研究科教授)にご登壇頂きます。
この書籍は、田村学氏・佐藤真久氏・合田哲雄氏・浅野大介氏・田渕六郎氏・白井俊氏が集まった、素晴らしい方々による書籍です。皆様の分野、領域は異なりますが、方向性はとても似ていらっしゃり、考えていることが重なりあっていることにより、実現したものです。
編者である佐藤真久教授は、地球環境戦略研究機関(IGES),ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)など歴任されており、常に実践的に活動されていらっしゃいます。理論だけではないアプローチで分かり易くお伝えいただけます。
「探究」という表現は、これまで高校生への能力開発の文脈を中心に使われてきた言葉ですが、いよいよ企業、社会人に対しても求められる能力開発になりました。
令和4年5月に経済産業省から発表された「未来人材ビジョン」において、探究力の必要性を明瞭に提言されています。
「探究力」を鍛錬するレイヤーでは、社会課題や生活課題の当事者として、 課題の構造を見極めながら、自分に足りない知恵を集め、異なる他者との対話を通じて、協働的な学びが行われるべきである。
出典:https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf
今回は、執筆内容の中でも、企業における「探究」にフォーカスしてお話いただきます。書籍の内容を読むだけではなく、ライブでお話を聞きながら学べる機会は非常に貴重な機会です。
なぜ、「探究」にフォーカスがあてられるのか、また、それを企業としてはどのように進めていけばいいのか。
昨今の人事業界トレンドであるVUCA時代における将来に向けた企業活動を表現する「人的資本の情報開示」や、地域社会との関わりから、社会課題を見つめ、当事者意識をもって課題解決にあたるための学習手法である「越境学習」について、企業経営と人材開発を結び付けて体系的に学べる機会です。
書籍の共著には、経済産業省「未来の教室」事業~社会課題の現場への越境プログラム~『越境学習による VUCA時代の企業人材育成』を推進する浅野大介氏もおり、越境学習という観点でも大変参考になる内容となっていますので、ぜひ、ご参加ください。
https://www.learning-innovation.go.jp/recurrent/
セミナー概要
1. 持続可能な社会形成に求められる「探究」の位置づけ
2. 「SDGs時代」の意味合い
3. 人的資本の情報開示の本質(人的資本蓄積)
4. 地域社会、企業の接続から成る[越境コミュニケーション」
5. 多様な分野・領域で求められる[探究の高度化・自律化]
6. 質疑応答
日時
9月28日(水)15:00~17:00
参加費
¥3,000-
セミナー対象者
- 企業のSDGs、ESG,CSR,HR部門担当者中心
- 企業の人事担当者
- SDGsについての理解を深めたい方
- SDGsについての知識を社員に理解浸透を目指している方
- サステナブルな人材育成についての理解を深めたい方
- 越境経験学習についての理解を深めたい方
- 企業との連携を考えている行政ご担当者様(企業誘致・ワーケーション・企業研修・MICE等)
*セミナー申し込みは、Peatixのサイトの「チケットを申し込む」よりお願いいたします。
申込みはPiatixサイトより
登壇者
佐藤 真久 教授
東京都市大学大学院 環境情報学研究科 教授
研究分野:組織論、学習・教育論、順応的協働ガバナス、ESD
筑波大学第二学群生物学類卒業、同大学院修士課程環境科学研究科終了。英国国立サルフォード大学にてPh.D.取得(2002年)。地球環境戦略研究機関(IGES)の第一・二期戦略研究プロジェクト研究員、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)の国際教育協力シニア・プログラム・スペシャリストを経て現職。現在、UNESCO Chair(責任ある生活とライフスタイル)国際理事会理事、文部科学省・ユネスコ未来共創プラットフォーム事業座長などを務める。
その他、以下を歴任、
- アジア太平洋地域DESD国連組織間諮問委員会テクニカル・オフィサー
- 国連大学サステイナビリティ高等研究所客員教授
- UNESCO ESDグローバルアクションプログラム(PN1:政策)共同議長
- 環境省SDGsを活用した社会問題・環境問題同時解決支援事業委員長
- 「国連・ESDの10年」ジャパンレポート有識者委員会座長、ESD円卓会議委員
- IGESシニア・フェロー
- JICA技術専門員(環境教育)/JICA教師海外研修(SDGs)学術アドバイザー
- ESDコーディネーター(文部科学省事業)
- NPO法人(社会起業家のためのインキュベーション・プラットフォーム)理事、ほか
著書は、『探究×SDGs』(朝日新聞)
『SDGsの基礎』(事業構想大学院大学)、『SDGsの実践-自治体編』(事業構想大学院大学)
、『SDGs時代のパートナーシップ』(学文社)、『未来の授業-SDGs探究BOOK』(宣伝会議、監修)、『未来の授業-SDGsライフキャリアBOOK』(宣伝会議、監修)、『SDGsとまちづくり』(学文社)、『探究×SDGs』(朝日新聞)、『SDGsと環境教育』(学文社)、『ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ』(みくに出版)
、『SDGs人材からソーシャル・プロジェクトの担い手へ』(みくに出版)
ほか多数、SDGs時代のESDと社会的レジリエンス研究叢書(筑波書房)主宰
書籍ご紹介
探究モードへの挑戦―高度化・自律化をめざすSDGs時代の人づくり―
[編著者]
田村 学 國學院大學人間開発学部教授
佐藤 真久 東京都市大学大学院環境情報学研究科教授
[著者]
合田 哲雄 内閣府科学技術イノベーション推進事務局審議官
浅野 大介 経済産業省商務・サービスグループ サービス政策課長(兼)教育産業室長・スポーツ産業室長
田渕 六郎 上智大学総合人間科学部教授
白井 俊 文部科学省文部科学省国際統括官付国際戦略企画官
序 章 時代の教育改革,人事改革,地域のおける人づくり [佐藤真久]
1 本書の「探究」の位置づけ
2 「SDGs時代」の意味合い
3 先行研究におけるSDGsと「探究」の捉え方
4 多様な分野・領域で求められる[探究の高度化・自律化]
第1章 複雑な問題に向き合い,自律と協働を連動させる探究へ [田村 学]
1 新しい時代に求められる人材と「探究」
2 学習指導要領の改訂と探究する総合的な学習の時間
3 持続可能な社会の創り手に求められる「探究・協働」と「横断・学際」
4 持続可能な社会の創造に向けて探究する子どもの姿
第2章 教育改革と探究モードへの挑戦 [合田哲雄]
1 探究モードの「4度目の正直」
2 学習指導要領の展開と探究的な学び
3 教育DXのなかで問われる学校の存在意義
4 探究的な学びの持続可能は発展のために
第3章 社会変容と探究モードへの挑戦 [浅野大介]
1 「社会変容」と「自画像の歪み」
2 「探究モード」の学びへの挑戦
3 教育政策の勝負どころ
第4章 地域協働と探究モードへの挑戦 [田渕六郎]
1 今なぜ地域協働が問われるのか
2 持続可能な地域社会とは
3 地域協働における教育の役割
4 地域における探究の実践
5 地域とともにある探究とは
第5章 OECDにおける「探究」の考え方 [白井 俊]
1 「探究」とは何か
2 「探究」的学習について
3 OECDにおける「探究」に関連する議論
4 日本における「探究」への示唆
5 「探究」の本質
第6章 UNESCOと人づくり [佐藤真久]
1 多様な開発アプローチと人づくり
2 UNESCOにおける人づくり
3 「国連・ESDの10年」の経験と持続可能な社会に向けた人づくり
4 VUCA社会における新しい教育の役割と学びのあり方
5 UNESCO未来共創プラットフォーム・ダイアログに基づく論点と「探究」との接点
終 章 SDGs時代の探究モードの拡充に向けて [佐藤真久]
1 各章の論点の整理
2 時代認識・状況認識に関する指摘の整理
3 「探究の意味合い」に関する指摘の整理
4 「探究」に求められる資質・能力・知性
5 「探究」を機能させる条件
6 本書でみられる「探究の多義性」
7 学習と協働を連動させた「探究モードへの挑戦」
SNSシェア特典(先着10名様)
セミナーをお申込み頂き、SNS(Twitter、Facebook、Instagram等)にて本セミナー情報をシェアしてくださった方先着10名様へ、書籍『探究モードへの挑戦―高度化・自律化をめざすSDGs時代の人づくり―』(人言洞合同会社)(¥3,300)をプレゼントいたします。
【応募方法】
1.「#企業と地域を繋ぐ探究をしよう」をタグ付けし、SNSにてPeatixの本セミナーページをURL付きでシェアしてください
2.シェアした画面のスクリーンショット等画像を【bss-info@bs-story.co.jp】へメールにてお知らせください(シェアしたことが確認できる画像でお願いします)
3.メール件名を【BSSセミナー書籍応募】とし、本文に【氏名・送付先住所】をご記入ください。応募頂いた先着10名様へ、本書を発送いたします
※応募時の情報に不足がありますと、先着10名以内であっても発送いたしかねますので必ずご記入ください。
※先着10名様に達し次第応募を締め切ります。その際はウェブサイト上でもお知らせいたします。
※発送は9月19日(月)以降となり、到着まで5日~10日程かかりますことご了承ください(お手元に届くのがセミナー後になる可能性があります)。
※11名以降になってしまった方への個別のご連絡は、申し訳ございませんが予定しておりません。商品の発送をもって代えさせて頂きます。
開催形式
・zoom